こんにちは、オイケです。
50代・60代で転職先を探しても、手に職がなく特技もないと、年齢のハードルもあり、なかなか採用してもらえず困っていませんか?
正社員での採用は非常に厳しいですが、契約社員や派遣社員であれば、仕事が見つかる可能性が高まります。
実は、私自身、手に職がなく特技もなく、56歳の時に正社員の求人に応募したり、派遣会社に登録して、事務系、製造系に応募しましたが、全て不採用でした。
当時、私のような人間をとりあえず雇ってくれそうな職種は、コールセンターのみでした。
私は人と話すの苦手で、黙っているのが好きです。
だからコールセンターだけは避けていたのですが、コールセンターは事務系、製造系よりも時給が高く、派遣会社の営業担当者の強い勧めもあり、コールセンターで働き始めました。
この記事を書いている時点で、コールセンターで働き始めて1年10か月が経ち、なんとか辞めずに続いていますが、相変わらず、人と話すの苦手で、黙っているのが好きです。
決してコールセンターの仕事を勧めるわけではありませんが、正社員で採用してもらえず、契約社員や派遣社員であっても、希望職種の仕事で採用してもらえない場合は、コールセンターも選択肢の一つに入れてみてください。
では、私の転職活動経験をもとに50代60代で手に職がなく特技がない人への転職手順とコールセンターでの仕事の実体験について紹介しますね。
50代60代で手に職がなく特技がない人への転職手順
正社員での採用にこだわるのであれば、一般的ですが、ハローワークで求人検索して、相談員に相談して紹介状を受け取って、企業に応募する手順でいいです。
ハローワークから紹介状を受け取って企業に応募する場合、1件応募して、企業から不採用の返事を受けて、また次の企業に応募するのではなく、複数の企業に同時に応募することをお勧めします。
紹介状の同時発行件数の上限があったと思うので、上限件数分の紹介状を発行してもらいましょう。
但し、履歴書については、好印象を得てもらうために、手書き記入した方がいいので、手書きの時間と労力がかかることを覚悟してくださいね。
私の場合、正社員応募時に、履歴書1枚記入するのに1時間くらいかかっていました。
では、50代後半で手に職がない私が転職した際の手順を解説しますね。
派遣会社に派遣登録
私が56歳で転職活動した時は、基本的に正社員での採用を諦め、派遣社員で働くことにしました。
求人サイトで派遣の仕事を検索して、応募したい仕事が見つかり次第、その仕事を扱っている派遣会社に登録しました。
おすすめ求人検索サイトについては、以下の記事をご覧ください。
派遣会社の選び方から派遣登録までの手順については、以下の記事をご覧ください。
派遣会社に本登録する際には、履歴書と職務経歴書を提出する必要があります。
私は6社以上の派遣会社に登録して、履歴書と職務経歴書を提出しました。
さすがに、履歴書を手書きする気力はなく、パソコンで印刷しました。
職務経歴書については、当然、印刷です。
派遣会社に提出する履歴書と職務経歴書の書き方については、以下の記事をご覧ください。
派遣会社への登録が済み、応募したい仕事の派遣先企業に派遣会社の営業担当者が連絡を取ってくれると、職場見学会を設定してくれます。
派遣社員の出入りが多い派遣先企業の場合は、毎週、または、隔週で職場見学会の曜日が決まっていることがあります。
そのような職場見学会の場合は、各派遣会社の営業担当者が連れてくる就業希望者と一緒に職場見学することになります。
私の場合は、求人検索サイトで応募したい仕事が見つかって、派遣会社に応募希望の電話をしても、「他の人に決まってしまいました」などの理由でいつも断られてしまいました。
恐らく、年齢理由で応募しても派遣先企業が断ることが判っているからではないかと思います。
結果的に、派遣会社の営業担当者から提案された仕事に応募する流れになりました。
但し、持病への影響が出そうな、
- クリーンルームでの仕事
- 夜勤の仕事
については、提案対象から外してもらうよう営業担当者に頼んでおきました。
営業担当者が提案してくれた仕事をやってみたいと思った場合は、営業担当者にその旨伝えると、派遣先企業の職場見学会への参加を設定してくれます。
職場見学会へ参加
5社の職場見学会に参加して気付いた注意点については、以下の記事をご覧ください。
派遣会社の営業担当者が、職場見学会への参加の段取りをつけれくれれば、あとは自分自身が職場見学の結果、その職場で働きたいかを判断するだけで、基本的には派遣先企業から断れることはありません。
派遣先企業での研修中、または、研修終了時に、派遣先企業から断られたり、自分自身から辞めることはあるかもしれません。
職場見学会に参加さえできれば、あとは、余程気に入らない限り、まずは、働いてみることをおすすめします。
私自身、人と話すのが苦手で、極力、黙っていたい性格なのですが、コールセンターで派遣社員として2年近く働いています。
50代後半で派遣社員としてコールセンターで働いている実体験
私自身、2020年1月から派遣社員として、初めてコールセンターで働き始めました。
50代60代で手に職がないけど、人と話すのが好きな人には、比較的時給が高いコールセンターをおすすめします。
私がコールセンターで働くことに決めた理由や、私が感じたコールセンターでの仕事のメリット、デメリットについては、以下の記事をご覧ください。
私の場合、派遣社員としてコールセンターで働くことが決まり、出勤日初日から数日間は、座学研修がありました。
座学研修の内容は、
- 勤務時間や休憩時間
- オペレータとして担当する商品の概要
- コールセンターの仕事の内容
- 端末の使い方
- 模擬練習
などでした。
座学研修の詳細や座学研修期間中の注意点などについては、以下の記事をご覧ください。
座学研修を修了すると、次は実技研修が待っていました。
「研修」とは言っても、実際に会話をする相手は本物のお客様なので、超緊張しました。
毎日2時間程、先輩オペレータの横に付いて、先輩オペレータの接客内容をモニタリングします。
その後は、先輩オペレータと自分が入れ替わり、自分がお客様と話すことになります。
実技研修は、全身の神経が緊張して破裂しそうでした。
実技研修の内容や先輩オペレーターと自分の違いなどについては、以下の記事をご覧ください。
実技研修を修了すると、オペレータとしてデビューすることになります。
コールセンターでは、その日その日の電話の込み具合を予測して、オペレーターの出勤人数を決めています。
体調不良や私用で急に休んでしまうと、オペレーターの人数が足りなくなり、コールセンターやお客様に迷惑をかけてしまいます。
病気であったとしても、突然の休暇を頻発すると、派遣先企業であるコールセンターから、契約更新してもらえなくなる可能性があるので、私は仕事に関しては「欠勤しないこと」を第一優先にしました。
多少、お客様対応が下手であっても、「欠勤しないこと」が第一優先です。
当日欠勤を回避するための私の健康管理方法については、以下の記事をご覧ください。
当日欠勤せず、シフトどおりに出勤して、いざ、コールセンターの受付時間になり、お客様からの電話を受けると、色々なお客様に出会います。
大部分のお客様は、忙しい中、問題解決のためにお電話くださっています。
よって、ピリピリした人、頭に血が上りかかっている人、文句を言いたい人が多いです。
そんな中、オペレーターに繋がるまでに時間がかかってしまうと、その間に完全にスイッチが入ってしまっていて、オペレーターに繋がって開口一番怒鳴るお客様もいらっしゃいます。
個人的には、「怒鳴って当然」と共感できる場合が多いですが、理不尽な暴言を吐く人もいます。
共感できる場合であっても、お客様から叱られると心がへこみます。
クレーマーの暴言に対しては、上手に心をコントロールしないと、心が折れて仕事が続かなくなります。
クレーマーの暴言への心理的対応方法については、以下の記事をご覧ください。
クレーマーの暴言に対し、多少心をコントロールできるようになっても、飽きっぽい私は、毎日、何十人ものお客様と同じような内容の会話を繰り返していると、「毎日いったい何をやっているんだろう?」とやる気がなくなってきます。
最近はモチベーションが下がりっぱなしですが、モチベーションが少しでも上がるように、
担当商品の知識を増やして、お客様が得する方法がないかを考えるようにしています。
その他モチベーションを上げるために実践していることについては、以下の記事をご覧ください。
2020年2月頃から新型コロナウィルスの感染が広がり始めました。
「コールセンターは、極限3密(①密閉空間、②密集場所、③密接場所)だから危ない」と言われた時期があり、全国でも一部のコールセンターでクラスターが発生しました。
しかし、私が勤めているコールセンターでは、個人的にほぼ満足できる対策を実施しているためか、クラスターが発生したことがありません。
実際に実施している予防策については、以下の記事をご覧ください。
私自身、働くことが嫌いで、人と話すことが苦手で嫌いなので、できることなら仕事自体を辞めたいのですが、働かざるを得ない状況です。
50代後半で手に職がなく、特技がない私の場合、やっと雇ってくれたのが、コールセンターなので続けていきます。
60代の人でも、人と話すのが好きであれば、コールセンターの仕事は向いているかもしれません。
過酷な自然環境の中で道路工事の誘導員の仕事や、スーパーやコンビニなどでの対面接客業に比べると、コールセンターの仕事は、時給が高く、楽だと思うので、興味を持ってくださった人は、試しに挑戦してみましょう。
では、また。
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