こんにちは、オイケです。
50代60代で派遣の仕事に転職しようと考えているけど、応募したい仕事が決まっていないと、履歴書や職務経歴書の書き方がわからないですよね。
私自身が、50代後半で複数の派遣の求人案件に応募した際に作成した履歴書と職務経歴書を参考に、複数の派遣仕事の応募に使える書き方を解説します。
一度書いてしまえば、使いまわしができるので便利です。
事前に、履歴書と職務経歴書が準備できていれば、良い求人が見つかり次第、派遣会社に応募して、派遣会社の要求に応じて、『職場見学』ができて、スムーズに転職先が決まる可能性が高まります。
逆に準備できていないと、派遣会社の要求とタイミングが合わず、他の求職者に仕事を先取りされてしまいます。
そうならないよう、事前準備が大切です。
では、派遣会社に提出する履歴書と職務経歴書の書き方を解説します。
尚、この記事内の『履歴書』と『職務経歴書』は、派遣先企業の職場見学の際に、派遣会社の営業担当者が派遣先企業担当者に『見せるだけ』で、提出されるものではありません。
50代60代で手に職がなく特技もない人への転職情報まとめについては、以下の記事をご覧ください。
履歴書の書き方
履歴書を書く際は、『手書き』が望ましいですが、私は履歴書1通書くのに30分以上かかり、1文字でも間違えると書き直しになるため、今はパソコンで履歴書を書いています。
履歴書内の氏名、住所、連絡先の書き方
以下の6項目を記入、または、選択します。
- 記入日
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 連絡先番号
記入日は、派遣先企業の職場見学日、または、その前日がおすすめです。
年齢は、記入日時点の年齢です。
集合住宅に住んでいる人は、住所に部屋番号も記入しましょう。
固定電話を持っていない人は、携帯電話番号のみを記入します。
履歴書内の学歴、職歴の書き方
学歴の一行目は、義務教育の最後の卒業である『中学卒業』を記入します。
中学卒業後、高校、高専、専門学校、大学などに行った人は、それぞれの『入学』と『卒業』または『退学』を記入します。
運転免許取得のための自動車学校については、学歴には記入しません。
職歴については、会社での仕事にかかわらず、履歴書を読む人が評価しそうな内容であれば、アルバイトでも自営業でも何でも書いていいと思います。
同じ会社に何年もいて職歴が少ない人は、所属や役職が変わる度に行を追加して、仕事の内容を記入するといいでしょう。
履歴書内の免許、資格の書き方
記入欄に書ききれない程、免許、資格を持っている人は、別途、テキストやExcelに、全ての免許、資格をリストアップします。
リストアップした中から、履歴書を読む人が評価しそうなものを優先度が高い順に、上図の場合だと、6個選び取得した順に記入します。
例えば、配送業に応募する場合は、『運転免許』の記入は必須です。
オフィスワークに応募する場合は、『パソコン検定』や『簿記検定』などを優先的に記入したほうがいいです。
また、接客業に応募する場合は、『英語検定』などの外国語会話の資格を記入できると有利です。
履歴書内の志望動機、通勤時間などの書き方
志望動機欄には、自分がなぜ、その派遣先企業の仕事に応募したいと思ったのかを記入します。
私の場合、志望動機の文字数は140文字以内にして、
- 前半:派遣元企業の魅力
- 後半:派遣元企業への貢献をアピール
を書きました。
通勤時間欄には、自宅から派遣先企業の職場までの通勤時間を記入します。通勤時間は長いよりも短い方が好印象なので、最短時間を記入します。例えば、車通勤の場合は渋滞がない時の最短時間、電車通勤の場合は特急や快速での最短時間です。
扶養家族その他の欄は、未記入でも構いません。私は、知られて困ることではなかったので記入しました。
履歴書内の本人希望記入欄の書き方
本人希望記入欄には、以下の2行のみで十分です。
その他、貴社の規定に従います。
希望職種の『○○○○○』の部分については、求人案件に記載されている職種名をそのまま記入します。派遣先企業によっては、複数の職種で求人募集している場合があるので、誤解がないように明記します。派遣会社の営業担当者が勘違いして、違う職種で派遣先企業の担当者と話しをつけている可能性もありますので。
私が実際に記入した例では『CADオペレーター』『図面を見ての組立』『加入審査内容のチェックとメール対応業務』などがあります。
『貴社の規定』については深く考える必要はありません。『派遣先企業の職場のルールを守ります』という解釈でかまいません。
職務経歴書の書き方
職務経歴書については、手書きの必要はないので、パソコンで作成します。
職務経歴書は、履歴書では伝えきれない自分の良さをアピールする書類と考えていいです。
職務経歴書には、以下の4つを記入します。
- 略歴
- 自己PR
- 職歴
- 表彰
この記事内の職務経歴書は、派遣先企業の職場見学の際に、派遣会社の営業担当者が派遣先企業担当者に『見せるだけ』です。
職務経歴書内の略歴の書き方
略歴について、転職回数が多い人は、略歴欄にも沢山書きたくなるかもしれませんが、社会人になって働きだしてから今日まで、
- 仕事を通して身に付いた力
- 会社、お客様、社会に貢献したこと
を2~3点程書きます。
職務経歴書内の自己PRの書き方
自己PRについては、性格や趣味を通じた特技なども含めて、10個程準備しておくといいです。
その中から、派遣先企業が好印象を持ってくれそうな内容を3~5個抜粋して記入します。
50代、60代の派遣社員を受け入れる派遣先企業側として心配なのは、
- 派遣先企業の若い社員からの業務指示に対し反発せず従うことができそうか?
- 出勤日にちゃんと出勤しそうか?
なので、最低でも『協調性』や『健康面』については記入することをおすすめします。
それに加えて、職場で役立ちそうな特技や能力を記入します。
職務経歴書内の職歴の書き方
職務経歴書内の職歴については、履歴書に書いている職歴を補足するかたちで、
- 業務実績
- 使用した能力
を記入します。
転職経験が多く1ページを超えてしまう場合は、アピールしたい職歴に絞り込み、1ページに納めます。
職務経歴書内の表彰の書き方
表彰実績については、記入必須ではありません。
会社、団体、自治体などから受けた表彰があれば記入します。
まとめ
50代60代で、再就職や転職をしようとすると、派遣社員であっても、応募さえさせてもらえないことが多々あります。
私の場合は、再就職活動を始めてから、仕事が決まるまでに、約2か月かかりました。
コールセンターに的を絞ってからは、1週間後にコールセンターの職場見学に参加でき、その4日後から就業開始でした。
短期間で派遣先企業の職場見学に参加できた理由は、あらかじめ、派遣会社に提出する、
- 履歴書
- 職務経歴書
を準備していたからです。
準備のコツとしては、
- 資格は、持っている資格を全てリストアップしておき、応募する職種に応じてどれを記入するかを絞り込む
- 志望動機は、候補業種ごとに文面を準備しておく
- 自己PRは、10個程準備しておき、求人案件に応じて3~5個に絞り込んで記入する
です。
仕事を探す時は、ついつい求人案件の検索に注力しがちですが、まずは、履歴書と職務経歴書を準備しましょう。
では、また。
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