こんにちは、オイケです。
ソフトバンクエアー(SoftBank Air)の料金プランは、2021年6月までは「2年自動更新プラン」のみでした。
ところが、2021年7月1日から「契約期間なしプラン」が追加されました。
現在、「2年自動更新プラン」で契約している人は、
- 「契約期間なしプラン」に変更した方がお得なのか?
- 解約する場合、一旦、「契約期間なしプラン」に変更して解約した方がお得なのか?
が気になると思います。
そこで、「契約期間なしプラン」に変更するメリットとデメリットを解説します。
結論は、レアケースを除いて、「契約期間なしプラン」に変更するメリットはありません。
では、詳細を解説しますね。
尚、この記事内の価格はすべて「消費税込み」です。
2023年2月21日 追記
2021年9月14日をもって、「2年自動更新プラン」と「期間契約なしプラン」は廃止され、2021年9月15日以降の申し込み分は「2年縛り」が完全撤廃されました。
現時点での料金については、下のサイトが参考になります。
おうちのWi-Fi窓口「ソフトバンクエアー(SoftBank Air)のお得な申し込み窓口ベスト5」
ソフトバンクエアーの契約期間なしプランのメリットとデメリット
上図のとおり、2021年7月1日から、ソフトバンクエアーの契約期間なしプランの提供が開始されました。
契約期間なしプランのメリット
契約期間なしプランのメリットは、いつ解約しても解除料(10,450円)が発生しないという点です。
2年自動更新プランの場合は、契約満了月を1か月目として3か月間に解約した場合は解除料が発生しませんが、それ以外の月で解約すると解除料が発生します。
これに対し、契約期間なしプランはいつ解約しても解除料が発生しません。
契約期間なしプランのデメリット
契約期間なしプランのデメリットは、基本料が高いという点です。
2年自動更新プランの基本料が5,368円に対し、契約期間なしプランの基本料は6,578円で、その差は1,210円です。
例えば、2年自動更新プランと契約期間なしプランの9か月分の基本料を比較すると、
- 2年自動更新プラン 5,368円 × 9か月 = 48,312円
- 契約期間なしプラン 6,578円 × 9か月 = 59,202円
であり、その差額は10,890円となり、解除料(10,450円)よりも高くなります。
このことから、端末残債がなく、基本料だけを比較する場合、
- 8か月以内に解約する場合は、契約期間なしプランがお得
- 9か月以上継続する場合は、2年自動更新プランがお得
ということが判ります。
ソフトバンクエアー契約者が契約期間なしプランに変更するメリットとデメリット
ソフトバンクエアー契約者が契約期間なしプランに変更するメリットある人は、レアケースのみです。
レアケースに該当しない人は、デメリットのみです。
ここでの、メリットは支払い金額が少なくなる場合であり、デメリットは支払い金額が多くなる場合です。つまり、金銭面で得か損か、ということです。
ほとんどの人が契約期間なしプランに変更するとデメリットのみ
先ほどの「SoftBank Air「契約期間なしプラン」を2021年7月1日から提供開始」の図を見ると、ソフトバンクエアーを解約検討中の人の場合、事務手数料(3,300円)を支払って翌月解約すれば、翌月の基本料は高くなるが、解除料(10,450円)を支払わずに済むので、支払い額を節約できるように思えます。
ところが、Q&Aに以下の記載がありました。
上図の赤線のとおり、
契約解除料不要期間以外での料金プラン変更には、10,450円の解除料金が発生します。
と書かれています。
料金プラン変更の手続きのために、3,300円の事務手数料が発生するのは理解できますが、解約するわけでもないのに、解除料が発生するのは不思議です。
そこで、ソフトバンクエアーのサービス規約を調べたところ、2021年7月1日付けでサービス規約が改版されていて、以下の記載がありました。
上図のとおり、契約解除料不要期間以外で2年自動更新プランから契約期間なしプランに変更すると、解除料(10,450円)が発生することが書かれています。
ソフトバンクエアー契約者が契約期間なしプランに変更するメリット
契約期間なしプランのメリットは、解除料なしで解約できる、という点です。
ところが、ソフトバンクエアー契約者が、契約解除料不要期間以外で2年自動更新プランから契約期間なしプランに変更した場合の料金は、上図のとおりです。
契約解除料不要期間以外に、2年自動更新プランから契約期間なしプランに変更すると、事務手数料(3,300円)に加えて、解除料(10,450円)が発生するので、解約月に解除料が発生しないというメリットが活かせません。
2年自動更新プラン契約者が、契約解除料不要期間以外で解約を検討している場合は、プラン変更せずに解約した方がお得です。
レアケースに該当する人は契約期間なしプランに変更するメリットあり
では、どんな人だったら、契約期間なしプランに変更するとメリットがあるのかを考えてみました。
レアケースだと思いますが、あらかじめ解除料不要期間以降が解約希望月であることが判っている場合は、解除料不要期間の最終月に、契約期間なしプランに変更するとお得であることが判ります。
上図のとおり、例えば、2021年10月に引っ越す予定があり、引っ越し先にWifi環境があることが判っていて、10月にソフトバンクエアーを解約したい場合は、解除料不要期間の最終月に契約期間なしプランに変更して10月に解約した方がお得であることが判ります。
では、11月や12月に解約する場合でも、解除料不要期間の最終月に契約期間なしプランに変更した方がお得なのかを計算してみました。
上図のとおり、解除料不要期間の最終月(2021年9月)にプラン変更した場合は、その5か月後(2022年2月)までに解約すれば、プラン変更せず解約するよりもお得であることが判ります。
但し、
- 端末残債がある
- レンタル契約
- オプション付き
などの場合は、上図のとおりではありません。
まとめ
2021年7月1日から、ソフトバンクエアーの契約期間なしプランの提供が開始されました。
ソフトバンクエアーを契約している人が、2年自動更新プランから契約期間なしプランに変更するメリットはありません。
レアケースに該当する人を除いて、プラン変更せず、解約したい時に解約する方が無駄な出費を抑えられます。
では、また。
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