こんにちは、オイケです。
この記事では、2019年11月12日頃にオンライン放送されました「2019年 Google AdSenseと考える ホリデーシーズンに向けての対策」の概要を説明します。
まだ、Google AdSenseに合格していないかたは、このオンライン放送を見ることができなかったと思います。
そのような方々がこの記事を読んで、後日、AdSenseに合格したら、AdSenseの設定にフィードバックしていただけたらと思います。
また、AdSenseの、
- 自動広告設定
- ブロック設定
については、当ブログのAdSense画面を使って説明しているので、オンライン放送の内容に加えて解りやすいと思います。
では、オンライン放送の概要を説明しますね。
季節性とは?
季節性とは、カレンダー上で毎年起こる予測可能な行動パターンのことで、ビジネスに影響を及ぼす特定のユーザーの行動のことを指す。
季節性は3つのタイプに分類される
- 文化的(例:クリスマス、お正月、ラマダン)
- 商業的(例:ブラックフライデー、母の日)
- その他定期的に開催されるイベント(例:オリンピック、選挙)
何が季節性の影響を左右するか?
広告主側の行動とユーザーの行動が季節性の影響を左右する。
広告主側の行動
より高いRPMが必要。
例:おもちゃを売っている広告主は、クリスマスシーズンになるとユーザーに自社商品を選んでもらうよう、競合よりも広告費を高くする。
表示回数 1,000 回あたりの見積もり収益額
インプレッション収益 =(見積もり収益額/広告表示回数)×1000
例:ページ ビュー数 25 回での見積もり収益額が 0.15 ドルの場合、ページのインプレッション収益は(0.15 ドル/25)×1,000 = 6 ドルとなる。
ユーザー側の行動
より多くのトラフィック必要。
例:自分の望むプレゼントを得るために、あらゆるサイトを閲覧し、希望の商品を探す。
季節性がパブリッシャーにとって大切な理由
トラフィックが爆発的に増加するため
例:ブラックフライデー(11/29~12/2)期間中は、トラフィックが爆発的に増える。
広告主間で競争が増加するため
- 広告主はブラックフライデーや母の日といった特定のイベントで確実に自社の商品/サービスの広告が表示されるよう、広告費を多く費やす
- 更に高い競争
- 更に高いCPCが見込まれる
例:世界の中でも特にアジア諸国においては、2018年のSingles’ Day(11月11日)に最初の90秒間で1,000億円が使われたというデータがある。
ホリデーシーズン前の対策
ホリデーシーズン前の対策として、まず、AdSenseアカウントを最適化し、次に、サイトを最適化する必要がある。
AdSenseアカウント最適化
自動広告を活用した収益最大化
最新の自動広告を使って収益を最大化しよう。
自動広告レビュー機能
今までは、自動広告を設定しても、どこに自動広告が配信されるのかが判らなかった。
今回のアップデートにより、自動広告を設定したら、実際にどのように自動広告が配信されるのかを確認できるようになった。
自分のサイト上に実際にどのように表示されるのか、プレビューが可能となった。
では、オイケのブログのAdSenseアカウントを例に、自動広告の設定を説明しますね。
上図は、当ブログのアカウントでGoogle AdSenseにログインして、広告→サマリーを表示した画面です。
当ブログでは、自動広告をオンにしています。
編集をクリックします。
広告割合を最適化する
当ブログをスマホで表示した場合の広告表示をプレビューできます。
広告読み込みをクリックすると、上図のとおりページに表示する広告を管理するサイドバーが表示されます。
このサイドバーを、最小に設定するとサイト上に表示される自動広告は1つ、上限に設定すると自動広告は4つ表示されます。
サイドバーの最小と上限の間に設定した場合は、上図のとおり、各記事の間には広告が表示されていません。
次にサイドバーを上限に設定してみます。
サイドバーを上限に設定すると、上図のとおり、2つの記事毎に自動広告が配置される見込みとなります。
2つの記事毎に自動広告が配置されるのは読者目線でよろしくないと判断し、自動広告の数を減らしたい場合は、サイドバーを少し左側に動かしてみるか、上図の②または③のゴミ箱をクリックすればいいです。
【参考】アンカー広告の表示設定
上図のとおり、アンカーをオンにすると、スマホの上部にアンカー広告が配置される見込みとなります。
アンカー広告は動的な感じがして格好いいですが、読者目線で考えると邪魔な気がするので、読者人気が低い当ブログでは、アンカーをオフにしています。
「最新の自動広告機能を使って収益を最大化しましょう」という観点では、アンカーをオンにしてみるのも一つの手ですね。
【参考】自動広告対象外ページの設定
特定のページやセクションに自動広告を表示させない設定ができます。
oikeblog.com/delivery-bento というページに自動広告を表示させないように設定する例を説明します。
上図のとおり、管理をクリックします。
上図のとおり、除外設定を追加をクリックします。
上図のとおり、このページのみを選択し、追加をクリックします。
上図のとおり、oikeblog.com/delivery-bento に自動広告が表示されないように設定されました。
上図の①→②の順で、設定を解除することができます。
尚、私は、WordPressのCocoonというテーマを使用しており、自動広告を表示させたくないページについては、Cocoonで設定しています。
「最新の自動広告機能を使って収益を最大化しましょう」という観点では、自動広告の表示除外ページを設定せず、どのページにも自動広告が表示されるようにした方がいいような気がしますが、私は、アフィリエイトタグを多用しているページには、Cocoonで自動広告を表示しないように設定しています。
手動広告と自動広告の収益比較し改善
詳細レポートを表示し、手動設定した広告収入と自動広告収入を比較することが可能になった。
上図のとおり、レポートを表示をクリックします。
上図は、当ブログのAdSenseレポートです。
恥ずかしいので、数値を隠しています。
当ブログの場合は、自動広告収入よりも、手動設定の広告収入の方が高いです。
と言っても、一桁円対二桁円の比較になりますが。
手動設定の広告収入の方が高い理由は判りませんが、当ブログの場合、記事の最初と最後に表示される広告は自動広告で、記事内は手動広告にしています。
記事内の手動広告のクリック率が高いか、または、クリック単価が高いのではないかと思います。
視認性を向上させ、更に見られる広告に
視認率とは、実際にユーザーに見られた広告の割合のこと。
Googleでは、広告の50%以上が1秒以上見られた場合に、1カウントとしている。
ブロックカテゴリーを減らして、収益最大化
ブロックコントロール設定の見直し
あらゆる広告をブロックすることは、収益を減らし、広告枠への競争を減らすことに繋がる。
競合の広告、サイトに合わないと思う広告以外はブロックをしないことを推奨する。
広告レビューセンター上でブロックしている広告を見直そう。
では、当ブログを例に説明しますね。
ブロックのコントロール→広告レビューセンターで上図の画面が表示されます。
画面上部のやや左寄りで「審査前」となっていますが、「審査前」で表示されている広告は、表示対象広告のようです。
各広告の左下のブロックマークをクリックしてブロックしない限りは、表示対象広告のようです。
過去に一度、ブロックしたい広告を一つひとつブロックしてみたのですが、画面右下の「>」印をクリックすると延々と広告が表示され、ブロックするのが面倒になったので止めてしまいました。
そこで、現在は、広告レビューセンターで表示される自動広告をコントロールせず、このあと説明する、
- 広告主のURL
- デリケートなカテゴリー
- 一般カテゴリー
で、表示される自動広告をコントロールしています。
oikeblog.com→広告主のURLの順にクリックすると、次の画面が表示されます。
上図の画面で登録したURLの広告主の広告がブロックできます。
私は、主に、
- ゲーム
- 漫画・コミック
- オークション
の広告主をブロックしています。
上図の画面で選択したデリケートなカテゴリーの広告がブロックされます。
どの広告がどのカテゴリーに該当するのかについては、Googleが判断して分類しているのだと思います。
私は、上図のピンクで囲んだカテゴリーをブロックしており、デリケートなカテゴリーのほとんどをブロックしていることになります。
私は、当ブログに全く関係のない、上図のピンクで囲んだカテゲリーをブロックしています。
サイト最適化
オーティエンスがいる所へ
自分の地域で特定のホリデーが無い場合は、ホリデーがある地域を探して、その地域のオーディエンスに対してコンテンツを発信すること。
AdSense上のGoogle Analyticsを使って、自分のサイトを訪れているユーザーの地域を確認すること。
第一印象の工夫
操作がシンプルで簡単になるようにサイト構造を見直すこと。
ユーザーが探してるコンテンツに行きやすいように、ホームページとナビゲーションを工夫すること。
急いでいるユーザーが探しているコンテンツを直ぐにみつけられるようにサイト内に検索ボックスを設置すること。
関連コンテンツ推奨ツールを使って、コンテンツのリンクが複数のリンクに繋がるようにすること。
一般的なSEO対策手法ですね。
トラフィック向上のための戦略
他のコンテンツクリエーターとの関係性を構築すること。
YouTube、Instagram、Twitterなどのソーシャルメディアも使って集客すること。
Google広告のパフォーマンスレポートを使い、一番多くユーザーが来ている国を確認し、検索結果において、コンテンツが確認されるようにすること。
「SEO以外の手法でも集客しましょう」ということですね。
ページスピードの確認
Google PageSpeed Insightsを使ってページスピードを確認し、改善すること。
ページスピードを上げるため、コンテンツを厳選することを考えること。
ページロード時間に影響がでるため、ビデオと画像の量に注意すること。
ホリデーシーズン中の対策
コンテンツを構築することが大切である。
モバイルサイズを考える
コンテンツを極力シンプルに短くすること。
最近のGoogleの研究の発見で、広告の割合が30%以上のモバイルページはユーザーフレンドリーではないというデータがあった。
重要なキーワードをコンテンツに含ませる
「一番の」というキーワードはモバイル検索において過去二年間で80%増加している。
2018年11月から12月にかけて、「ブラックフライデーショッピング」というキーワードはGoogle検索において1,150%増加している。
ホリデーシーズン中は「どこで買える」という検索フレーズが急増化。例えば「カードはどこで買える」「ギフト箱 買える所」等
ホリデーシーズン後の対策
オーディエンスとの繋がりを保つことが大切である。
【例】イギリスでの1月のトップトレンド
ボクシングデイ(12月26日)と1月の検索語句の上昇率は、以下のとおり。
- アパレル +44%
- 家・ガーデニング +30%
- パソコン・家電製品 +13%
- 美容・パーソナルケア +10%
- 趣味・レジャー +6%
- 食品 +4%
このように、ホリデーシンズン後に検索語句が上昇するので、ホリデーシーズンに獲得したユーザーを逃さず、関係を保つことが長期的に成功する鍵となる。
年明けのイベント
年が明けると、以下のイベントがあるので、各イベントの開催前、開催中に、前記対策を打つこと。
- 1/25 チャイニーズ・ニューイヤー
- 2/2 スーパーボール
- 2/14 バレンタインデー
- 3/31 母の日
- 4/12 イースター
- 4/23 ラマダン
日本の場合、3月3日にひな祭りがありますね。
2020年の新しいアイデアとトレンド
サイトを1秒以下でロードできる「AMP」が注目される。
オイケのブログを始めた2018年10月時点で、CocoonはAMPに対応していたような気がするので、AMPが2020年のトレンドなのかはちょっと疑問です。
まとめ
2019年11月12日頃にオンライン放送されました「2019年 Google AdSenseと考える ホリデーシーズンに向けての対策」のまとめとしては、
- ホリデーシーズン前には、AdSenseアカウントとサイトを最適化しよう
- ホリデーシーズン中には、重要キーワードを入れて、モバイル対応のコンテンツを作ろう
- ホリデーシーズン後には、リピーターを増やそう
ということになります。
AdSenseアカウント最適化に関しては、後日詳しくオンライン放送されるようです。
Google AdSenseの設定は、項目が沢山あり、私にとっては難しいので次の放送が待ち遠しいです。
では、また。
コメント