こんにちは、オイケです。
この記事では、毎月の基本料金無料で使える050で始まるIP電話を紹介します。
みなさんは、
- 親しくない人に電話番号を教えないといけない時
- 何らかの書類に携帯電話以外に自宅電話番号も書かないといけない時
- 個人事業主のかたで携帯電話以外に代表電話番号が欲しい時
に、「2つ目の電話番号があったらなぁ」と思いませんか?
IP電話業者はいくつかあり、殆どの業者は毎月の基本料金が有料です。
私は、登録料も無料で毎月の基本料金も無料の楽天モバイルのSMARTalkを使っています。
SMARTalkで電話をかけることはほとんど無く、主に別途契約している格安SIMの携帯電話に出ることができない時の留守番電話代わりに使っています。
では、IP電話の概要、SMARTalkへの登録方法、公式アプリであるSMARTalkアプリの使い方などについて説明します。
以前は、FUSION IP-Phone SMARTというサービス名でしたが、2019年5月14日にサービス名がSMARTalkに変わり、サービス名がアプリ名と同じになりました。
IP電話とは?
IP電話とは、インターネット回線を使って『声』をやり取りする電話サービスです。
例えば、LINEトークでは、インターネット回線を使って、文字やスタンプをやり取りしますよね。
文字やスタンプの代わりに、『声』をやり取りするのがIP電話です。
LINE電話もIP電話の中の1つです。
但し、LINE電話は、コールクレジットの契約をしない限りは電話番号を持っておらず、例えば、固定電話からLINE電話には電話することができず、また、その逆もできません。
この記事では、050で始まる電話番号が割り当てられるIP電話を紹介します。
IP電話のデメリット
音質が良くない場合が多い
私の経験では、声が途切れ途切れになって聞こえづらいことが多いです。
音質低下の原因は、インターネットの通信状況の低下らしいのですが、4G、Wifiに関係無く、音質が低下することがあります。
たまに、固定電話かと思うほど声がはっきり聞こえることもあります。
全般的に、一言メッセージを伝える程度には使えますが、意見交換して打ち合わせするのにはIP電話は向いません。
タイムラグがある
自分が一方的に話す場合は気になりませんが、会話のキャッチボールのように、相手の理解を確認しながら話す場合は、タイムラグが気になることがあります。
例えば、テレビの衛星中継の中継先レポーターとスタジオの司会者との会話のように、言葉の掛け合いに少しの間があることで会話がギクシャクしてしまいます。
会話を楽しみたい場合や大切な人と話しをするのにはIP電話は向いていません。
データ通信量が減る
IP電話で通話する場合は、無料通話を除いて通話料がかかります。
携帯電話で通話する場合も、無料通話を除いて通話料がかかりますが、データ通信量、いわゆる「ギガ」は減りません。
ところが、IP電話の場合は、LINEトーク、Twitter、Eメールのようにインターネット回線を使うので、相手から自分のIP電話にかかってきた場合でも、データ通信量、いわゆる「ギガ」が減ってしまいます。
1ヶ月のデータ通信量を1GBや2GB程度で契約しているかたがIP電話で通話する時は、データ通信速度を「低速モード」に切り替えて「ギガ」が減らないようにすることをおすすめします。
IP電話のメリット
初期費用が安い
例えば、格安SIMのイオンモバイルの場合、初期費用として3,300円(税込)かかりますが、私が使っているSMARTalkの場合は初期費用0円です。
複数端末で共用できる
複数のスマートフォンにアプリをインストールして、同じアカウントでログインしておけば、着信時に同時に複数のスマートフォンで呼び出し音が鳴ります。
例えば、外回り中心の仕事をされている個人事業主が、IP電話を代表電話にして、家族と自分のスマートフォンにアプリをインストールして、同じアカウントでログインしておけば、着信時に同時に家族と自分のスマートフォンで呼び出し音が鳴ります。
個人事業主本人が外回りの仕事中で電話に出れない場合は、家族の誰かが電話に出て用件を聞くことができますし、個人事業主本人が電話に出れる場合は、直接出て用件を聞くこともできます。
最近では、大企業が顧客対応窓口の電話番号として050を使っていて、050で始まる電話番号に対して信頼度が高まってきています。
個人事業主のかたで、連絡先が携帯電話番号だけよりも、050で始まる代表電話があって、必ず誰かが電話に出るようにしておけば、ビジネスチャンスが広がります。
Wifiでも通話できる
例えば、自宅でWifiが使えるようでしたら、スマートフォンにSIMが入っていなくても、通話ができます。
SIMが入っているスマートフォンであっても、Wifiで通話すればデータ通信量、いわゆる「ギガ」は減りません。
通話料が安い
例えば、イオンモバイルでイオンでんわアプリを使用した場合の通話料は、固定電話、携帯電話共に10円/30秒(税抜)です。
これに対し、FUSION IP-Hhone SMARTの場合、
- 固定電話へは8円/30秒(税抜)
- 携帯電話へは8円/30秒(税抜)
で、brastel My 050の場合、
- 固定電話へは8円/3分(税抜)
- 携帯電話へは18円/分(税抜)
となっていて、携帯電話よりも通話料が安いです。
主なIP電話業者の通話料一覧
IP電話業者 | 月額基本料 (税抜) | 通話料→ 固定電話(税抜) | 通話料→ 携帯電話(税抜) |
SMARTalk | 0円 | 8円/30秒 | 8円/30秒 |
brastel My 050 | 0円 | 8円/3分 | 18円/分 |
050 plus | 300円 | 8円/3分 | 16円/分 |
LaLa Call | 100円 | 8円/3分 | 8円/30秒 |
brastel My 050の場合、初回最低2,000円をチャージし、それ以降は最低500円リチャージする必要があります。
SMARTalkへの登録方法
まず、SMARTalkの公式ページを開きます。
お申し込みはこちらをクリック
申し込みフォームへをクリック
- SMARTalkに登録するメールアドレスを入力
- 画面に表示されている文字列を入力
- メール登録をクリック
- 同意しますを選択
- メール登録完了をクリック
上の画面に切り替わると同時に、登録したメールアドレス宛てにSMARTalkから仮登録のお知らせメールが届くので、そのメールを開きます。
上の図が仮登録のお知らせメールです。
メール本文中に本登録のURLが記載されているのでクリック
- 同意しますを2箇所選択
- 規約に同意し、登録を続けるをクリック
- 認証確認用電話番号を入力
今使うことができる、固定電話番号、携帯電話、IP電話のどれでもO.K.です。
このあと、ここで入力した電話からSMARTalkに電話して認証してもらう必要があるので、架空の電話番号はN.G.です。 - 発信者認証を開始するをクリック
認証確認用電話番号に入力した電話から、上の図の①の電話番号に電話します。
②に書かれている時間を過ぎてしまうと「所定の時間内に着信認証が行われませんでした」というメッセージが流れるので、その場合は、仮登録メールの本文に書かれている本登録のURLをクリックして、手続きをやり直します。
②に書かれている時間内に電話した場合は、「こちらは楽天コミュニケーションズです…」というメッセージが流れるので、基本情報入力へ進むをクリックします。
- パスワード入力
- 確認のためパスワードを再入力
- 姓名を漢字で入力
- 姓名を全角カナで入力
- 郵便番号入力
- 都道府県選択
- 市区郡/町名/番地入力
マンション住まいの場合は、マンション名と部屋番号も入力 - 電子交付について、同意しました。をチェック
- クレジットカード選択
- クレジットカード番号入力
- クレジットカードの有効期限選択
- セキュリティーコード入力
- 秘密の質問選択
- 秘密の質問の回答入力
- アンケート回答
- 入力情報確認をクリック
この先進めると、登録が完了して、050で始まるIP電話番号(お客様コード)が与えられますが、ここでは省略します。
SMARTalkのMYページ確認
SMARTalkへの登録が完了したら、スマートフォンにアプリをインストールする前に、SMARTalkの公式ページにログインしてMYページの内容を確認しておきます。
MYページログインをクリック
- メールアドレス入力
- パスワード入力
- ログインをクリック
上図はMYページのトップ画面です。
ユーザアカウント情報表示をクリック
上図のとおり、
- お客様情報
- SIPアカウント情報
が表示されます。
スマートフォンにアプリをインストールしてIP電話が使えるよう設定する際に、
- SIPアカウント
- SIPアカウントパスワード
が必要になるので、メモしておきます。
上図は、留守番電話の録音データファイル一覧です。
録音データがある場合は、
- 10件まで保存可能
- 6日間保存可能
です。
各種設定のタグで、着信転送、留守番電話設定画面へをクリックします。
上図の例では、
- 着信転送しない
- 着信があったら、即、留守番電話の録音に切り替えて、録音終了後、録音データを登録しているメールアドレスに送付する
という設定にしています。
設定を変更した場合は、確定をクリック後、マイページに戻るをクリックします。
着信拒否設定画面へをクリック
非通知着信拒否や指定番号着信拒否を設定することができます。
指定番号着信拒否をしたい場合は、
- 設定するを選択
- 着信拒否したい番号を入力して追加をクリック
することで、複数の着信拒否したい番号を登録することができます。
設定を変更した場合は、確定をクリック後、マイページに戻るをクリックします。
これでMYページの内容確認は終わりです。
次に、スマートフォンにアプリをインストールしてIP電話を使えるようにします。
SMARTalkアプリ使い方
スマートフォンでSMARTalkのIP電話を使うために、SMARTalkの公式アプリをインストールして設定します。
音質を調整したいかたには、Zoiperという汎用アプリがおすすめですが、Zoiperの設定~音質確認~設定変更が面倒です。
しかし、SMARTalkの公式アプリを使えば、MYページで確認した、
- SIPアカウント
- SIPアカウントパスワード
の2つをSMARTalkに入力するだけでIP電話が使えるようになるので、iPhoneを例にSMARTalkのインストール~使い方を説明します。
まず、App Storeを開き、smartalkを検索します。
上図のSTARTalkがSMARTalkの公式アプリです。
ダウンロード後、STARTalkのアイコンをタップします。
通知送信の許可をタップします。
連絡先へのアクセス許可については、SMARTalkを主に着信で使うのであれば、許可しないをタップし、連絡先を参照して発信することがあるのであれば、OKをタップします。
尚、私は発信で使うことはほとんど無く、携帯電話からSMARTalkに転送して留守番電話として使うことが多いので、連絡先へのアクセスを許可しないにしています。
次に、
- SIPアカウントを入力
- SIPアカウントパスワードを入力
- 保存をタップ
し、SIPアカウントに対するSIPパスワードが一致すると、上図の右側の画面になり、左上にIP電話番号(お客様コード)が表示されます。
これで、SMARTalkアプリへの最低必要な設定が終わったので、IP電話の発信と着信ができるようになりました。
ここから先は、細かな設定をしたいかた向けの詳細設定の説明になります。
画面右上の詳細設定マークをタップすると下の画面になります。
環境設定をタップして、サウンド設定をタップすると、下の画面になります。
以下の項目があるので、キャンセラーやキャンセリングをオンにしたことで聞こえ辛い場合は、オフにします。
- エコーキャンセラー
- スピーカーフォンエコーキャンセラー
- ハンドセットエコーキャンセラー
- ノイズキャンセリング
- 自動的にスピーカーモードに切り替える
- Bluetoothヘッドセットを有効にする
設定を変えた場合は、画面右上の完了をタップします。
コントロールをタップすると、ヘッドセットを使用する場合のヘッドセットボタンの有効/無効を設定できます。
これで、SMARTalkアプリの詳細設定の説明を終わります。
詳細設定には、もう一つ着信音という項目がありますが、着信音をタップして、それぞれの着信音を聞いて好みの着信音を選択するだけなので、説明を省略します。
携帯電話の留守録にSMARTalkを使う
私は格安SIMのイオンモバイルを使っています。
イオンモバイルで留守番電話サービスを使うには、以下の2つのどちらかのオプションを契約する必要があり、毎月、オプションの基本料金が発生します。
- スマート留守電 月額290円(税抜)
- 留守番電話 月額300円(税抜)
私はどちらも契約せず、携帯電話を留守番電話に切り替えたい場合は、
- SMARTalkのIP電話側で着信後即、留守番電話に切り替え設定
- 携帯電話での着信をIP電話に転送設定
をしています。
まとめ
2つ目の電話番号が欲しい場合は、新たに固定電話や携帯電話を契約するよりも、IP電話を契約した方が断然お得です。
IP電話の中でも、楽天モバイルのSMARTalkは月々の基本料金が0円で、契約期間の縛りが無くいつでも解約できます。
音声の品質面では携帯電話と比べて劣りますが、通話料は携帯電話と比べると安く、SMARTalkの契約者同士は24時間無料で通話できます。
2つ目の電話番号が欲しいかたは、とりあえず、SMARTalkを契約して2つ目の電話番号を持っておくことをおすすめします。
では、また。
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